木皿泉

【さざなみのよる】(著:木皿泉)

【さざなみのよる】(著:木皿泉)を読了。 主人公は病死する、ではなく病死“した“女性。生前の彼女と関りのあった人たちが、彼女の死をきっかけに彼女を思い出し、彼女の言葉を思い出し、自分の人生にちょっと彼女の面影を感じる、そんな物語。 あのとき、自分…

【昨夜のカレー、明日のパン】不格好だから堪らなく愛おしい

【昨夜のカレー、明日のパン】(著:木皿泉)を読了。 例えば、自分が結婚していて、夫と自分と義父と平和に円満に暮らしていたとする。ある日夫が死んでしまって、その時に自分はまだ若くて再婚も考えられる年齢で、だけども義父と2人の生活は共通の悲しみを持…