【三千円の使いかた】(著:原田ひ香)

【三千円の使いかた】(著:原田ひ香)を読了。
社会人2年目、独身、1人暮らしの美帆が、店先でやっていた譲渡会で「あ、犬、飼いたいな」と思い立ち、ペット可のマンションを調べたら自分の給料では厳しそうなことに気付き、いや、中古一軒家ならどうだ…?と10年スパンで1000万円の貯金に奮起し始める物語。
1000万どころか30万円しか貯金ないやんけー、と自分のお金の使い方を反省したり、旦那の給料は高くなく専業主婦のはずの姉が想像よりもずっと貯めていることに驚いたり、年金暮らし未亡人の祖母がアルバイトを始めたり。
どの立場の人でも共感できる作りにはなっていると思うけど、私は、姉のお金を貯めることや、貯まったお金の安心感で間違った生き方をしていないとは確信できるんだけど、ふとした瞬間に貧乏くさいというかみすぼらしく思えてくる、というシーンには胸にズシンとくるものがあった。わかるよ、その気持ち。
でもしょうがないじゃんね。何でもかんでも良い物を買っていたら当然お金なんて貯まらないだろうし。だけど常に自転車操業の日々の不安にだってきっと耐えられない。お金ってすごく、もうめちゃくちゃ身近にあるものだから、私たちは日々を豊かにしてくれるお金と自分に安心をもたらしてくれるお金のバランスを常に問われているんだと改めて突きつけられる。
その1つとして奨学金をあまりにも沢山借りている彼氏との結婚話があって、結果としてお金の問題は美帆側の家族の協力もあって結婚話は前に進んでいって、「大事なのはお金だけじゃないよね」って流れになっているんだけど、その結婚はちょっと待った方が良いんじゃないかな、と個人的には思う。
その彼がどうのこうの、と言うよりも彼の両親があまりにもお金に対していい加減すぎる。自宅通いで、アルバイト代から5万円を家に入れさせといて、子供(彼)に黙って月12万円も奨学金を借りているのはちょっとグロすぎないですかね?
本当にお金がどうにもならない家庭もそりゃあるだろうけど、美帆が挨拶に行った時に「ローンでバイクを買っちゃって」とか言うあたり、子供のバイト代を貰いながら奨学金も満額借りなきゃいけないほどの貧困家庭とは思えないんだよなあ。
【三千円の使いかた】というタイトルからもっと軽いお金の話かと思っていたけれど、実際は人生観とかもっと壮大な感じだった。『貯金のコツはこつこつ』と言われるくらいだし、大きく貯めるのも大きく散財するのも、実は小さなお金の積み重ねなんだよってことなのかもしれないけれど。
三千円って月100円の節約で1ヶ月で手に入る額だけれど、三千円で買ったモノって1ヶ月どころか数年使えたりするし。三千円の使い方って結構センスが問われるかも。パッと使えてしまう額ではあるけれど、無駄に使ってしまうとちょっと惜しい気持ちになる、そんな絶妙な額でもある。
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三千円の使いかた (中公文庫 は74-1) [ 原田 ひ香 ] 価格:770円 |
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【カソウスキの行方】(著:津村記久子)

【カソウスキの行方】(著:津村記久子)を読了。
後輩からセクハラの相談を受け、上に相談したところ、その場で後輩から発言を覆され左遷されてしまったイリエ。後輩とそのセクハラ野郎は不倫関係だったらしく、どうやら後輩の言っちゃいけない関係だけど我慢できなくて出た不満風の惚気に、イリエの正義感は良くない結果を招いてしまったらしい。
飛ばされた先では社員は事務所に先輩一人、倉庫に一人、そしてイリエのたった三人の部署。あとは派遣のおばちゃんに助けられており、近々、解体の噂もある。鬱々として働く日々に恋愛でもあればマシになるのではないかと思ったイリエは、誰かを好きになれそうにはなかったので、同僚の一人である森川を好きになったと“仮定”して過ごしてみることにした。
イリエからして森川は恋愛的にナシ判定なんだけど、そんなにダメな男かなあと思った。不潔だとか、激昂型だとか、ギャンブル脳だとか、そんなこともなく、ただただ寡黙な人だという感じ。付き合いの中で親切さも見えてくるし。淡々としたユーモア(恐らく狙っていないだろうけど)は個人的には好きだ。
イリエが28歳で、その若さで左遷前はリーダーっぽい立ち位置にいたってことはキャリアウーマンだろうから、自分には不釣り合いだとか、物足りなく感じてしまうモノなのかもしれないけれど。
左遷先の近くには友人が住んでいて、イリエは本社に戻るつもりだったからルームシェアをさせてもらっていたんだけど、個人的にはこっちの方が心配かもしれない。彼氏が来春から社会人になる大学生で、自分の職場にアルバイトに来ていた子で、大手に採用が決まっていて、イケメン。彼の卒業と同時に結婚予定、なんだとか。相手が大学生ってことは何年も付き合っているわけじゃないじゃない?10代に手を出すのはアレだから長くみたって2年でしょ。仕事が続くかどうかも分からないんだから、1年、いや半年くらい待っても良かったんじゃないか。…と思ってしまうのは老婆心かな。
歳を重ねて思うのが、恋愛っていうのは生活の本当にごく一部でしかないってこと。生きるために仕事をしなくちゃいけなくて、仕事が出来る身体と心を作るために家事をして生活をキープしなきゃいけない。日々のエネルギー消費ってそっちがメイン。だからね、アップダウンのあまりに激しい恋愛は続けていられなくて、エネルギーは大きく消費しないのに、キュンや癒しがあるのなら大当たりなんだなあと最近思う。
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価格:638円 |
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【菊籬】(著:宮尾登美子)

【菊籬】(著:宮尾登美子)を読了。
芸妓・娼妓を描いた短編小説と、ちょっとした短編連作が収録された小説。今、大河ドラマで取り扱っている題材が花魁なので、タイムリーだなあと思いながら読み進める。
背中に刺青が彫ってあると喜ばれるだとか、下の毛が無毛の体質だと価値が高くなるだとか、そんな知識をこの小説から得ていく。
面白かったのは、【彫物】という背中一面に刺青を彫る女性の話。
刺青を彫ることを決意して彫り師のところに行くも「女は彫らん」と断られてしまう幸代。紆余曲折あり彫ってもらえることになった幸代は、彫り師の「女なのによく痛みに耐えている」「俺の芸術が良く表現できている」なんて言葉に彼に心が魅かれていってしまうのだけど、そんな彫り師の元へ自分とは違い器量の良い妹が辿り着いてしまう。
妹には負けまいと派手な刺青を彫っていく幸代。「アンタが痛みに耐えられるはずない。彫ったものを見せてみなさいよ」と言ってでてきた妹の背中には何の針の跡もなくて…。極め付けに「お師匠さん(彫り師)はね、自分の女房には彫りたくないんですって。私たち結婚するんです。」の一言。
あれ?私が読んでいたのってホラー小説だったかな?と思うようなグロさよ。
現代でもちょっとありそうな感じ。雇い主が風俗嬢に「すげぇ頑張ってるよ」「そういうの男は好きだよ」「尊敬する」とか言いつつ、パートナーには夜の香りが1ミリもしない人を選ぶ、みたいな。
現代と違うのは、この時代の貧しい女性は生き方を選べないということ。選択の余地がなくこの仕事をしているのに、そのせいで、大切にしなくても良い、嫁として選ぶラインにいない、と真っ先にジャッジされてしまうのが悲しくて胸がギュッとなった。
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【銀河鉄道の父】(著:門井慶喜)

日本で『銀河鉄道…』と言えば、『銀河鉄道の夜』であり、銀河鉄道の夜といえば【宮沢賢治】である。つまり【銀河鉄道の父】とは宮沢賢治の父・政次郎、彼を主人公に描かれた作品なのだけれども、おそらく多くの人は政次郎の人生を読むというよりは、彼の目を通した宮沢賢治の生涯を追うことになるのだろう。
【銀河鉄道の父】がどれほど現実に沿って物語を作っているのかが分からないのだけど、私の思い描いていた宮沢賢治と随分と人物像が異なっている。
『雨ニモ負ケズ…』や『銀河鉄道の夜』から感じていた彼の印象は、真面目で繊細で、どこか生き辛そうな心を持った人間だった。そして何故だか貧乏な出まれのイメージを持っていた。
しかし実際はどうだろう。宮沢賢治の生まれた家はとても裕福な家であった。そして同世代や妹は働きに出ている年齢だと言うのに「勉強がしたいと父にお金をせびり」(半分本当だか半分は…)、父親が断ると「宗教に入信する」と脅す始末。やりたい事はあるようだが、それは絵空事で、「そんなに上手くいくものか」と事業を立ち上げたことがない私でも言いたくなる、そんな男がそこにはいた。
彼が生み出し現代でも読まれている作品から受ける印象とはかけ離れ、まるで、ダメ息子、とっちゃん坊や、である。
しかしながら【銀河鉄道の夜】を読み進めながら一貫して感じるのは、政次郎の賢治への深い愛情である。賢治に精神的にも金銭的にも大人になって欲しいという気持ち、その一方で賢治の才能を信じてやりたいという気持ち。
時代柄、父親が子どもに心の内を打ち明けたり、甘い顔を見せたりなどせず、厳しい姿を見せてばかりだが、父親サイドから見ると羨ましくなるほどの子どもに対して愛おしさ、ちょっとした親バカを感じてしまうような誇らしさ、で溢れているのだ。
そんな父親の無償とも言えるような愛情が宮沢賢治にはどれほど伝わっていたのだろうか。
残念にも自身の死後に作品が有名になった宮沢賢治。これが彼の生前だったなら、きっと政次郎は素直になれず少し難しい顔をしながらも賢治を褒めたのだろう。そしてそれはずっとうだつの上がらなかった賢治にとっても、ずっと息子への誇りを捨てきれなかった政次郎にとっても、幸せな瞬間だったに違いない。
そんな風に想像をすると、どんな立場の男でも女でも、いい歳をした大人でも、喜びで溢れた感情や、身内を誇らしく思う気持ちや、自分よりも下の人間を褒める言葉を、素直に出しても良い現代が、とても幸せなことだと思えてくるのである。
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価格:1012円 |
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【AI崩壊】(著:浜口倫太郎)

【AI崩壊】(著:浜口倫太郎)を読了。
昨今、何かと話題になる『AI』。AIがイラストや声を学んじゃって、それで出来上がった作品の著作権がどうのこうの、ということがニュースにも取り上げられていたり。
【AI崩壊】は今よりもちょっと未来の話で、ペースペーカーや自動運転、体調管理など、AIがもっと生活の中で活用されるようになっている世界の物語である。国民のあらゆることを管理しているAIの『のぞみ』。セキュリティーも万全だった彼女(?)であるが、何者かに暴走させられ、命の選別を始めてしまう…。
『のぞみ』を暴走させた犯人を解明しつつ、『のぞみ』の生みの親でもある天才科学者が『のぞみ』を元に戻す奮闘を見守りながら物語は進むのだけど、ミステリー要素はイマイチかも。全然捻ったところもなく『最初に疑われた人はまあ犯人じゃないよね』っていうお決まりのパターンだった。…ので私はAIに思いを馳せながら読んでいた。
AIといえばちょっと前に見たショート動画でゾッとしたことがあって。
外国人の男性がAIに『1ドルのケーキを見せて』って言うんですよ。そしたらAIは1ドル札の形をしたケーキの画像を提示してきて、男性は「違う違う、1ドルの値段のってことだよ」なんて笑うの。その後に5ドル、10ドル、100ドルってだんだん値段を上げていくと、AIも豪華なケーキの画像を瞬時に作成して寄こしてくるんだけど、最後に男性が『価値の付けられないケーキ』を要求すると、AIは母親がホットケーキを焼いているシーンの画像を提示してくるのね。
『価値の付けられない』っていうのがゴミって意味でもなく、かけがえのないものって理解しているのも、そこで親がホットケーキを焼いているシーンをチョイスできるのも、あまりにも“人間”的な感情で怖いなあ、と。読みながらそんなことを考えたなあなんて思い出していた。
アイボとかたまごっちとか、人間って別に生き物じゃなくても愛情に似た感情を持ててしまうから、機械は機械らしくあって欲しいなあと個人的には思う。老人ホーム使われている癒しロボットが、転んじゃったり、間違えちゃったり、時々ミスをする設定になっている、という特集を観たことがあるんだけど、あれも何だか怖かった。
実際問題、AIが人間を超えて、人間を選別するような未来がやってくるかどうかは分からないけど、新しい技術が使われるとそれを掻い潜って悪さをする人が必ず出てくるから、『AIvs人間』よりもまずは賢いだろうに能力の使い方が悪事に働いてしまう“人間”との戦いになるんだろうなあ。
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価格:715円 |
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【蟻の棲み家】(著:望月諒子)

【蟻の棲み家】(著:望月諒子)を読了。
望月諒子さんの作品は【大絵画展】というタイトルのものを読んだことがある。感想が残っていないのが不思議で堪らないんだけど(ブログを開設する前に読んだのかな?そんな前だったかな…)、とても私好みのミステリーを書かれる作家さんである。【大絵画展】も楽しく読んだ記憶はあるけれど、今回の【蟻の棲み家】も読み進める中で結末が気になって仕方がなく、どんどん読み進めてしまった。
この悪質クレーマーって不良たちが文句をお店に言ったらお金が貰えたことに味を占めちゃったって感じで、私の中で殺人事件の犯人と全く結び付かなかったんですよね。殺人もそうだけど、射殺ってなかなかのことだもの。凶悪性が全然違う。だから後々に真犯人が出てくるだろうと思っていて読んでいて、そこが裏切られたのが面白かったのがまず1つ。次に犯人グループの中で誰が実行犯だったのか、の謎解きがすごく読み応えがあったのが1つ。
この作品は貧困と犯罪がテーマっぽくなっていて、殺された二人の女性も風俗嬢だったんだけど、とある人物の「彼女たちは生きている時は蔑まれて、人間扱いして貰えていない。生きる権利を尊重されていない。でも死んだら“可哀想”だって、やっとその権利を与えられた。僕はそんなものを権利だとは思わない」というセリフには心がグワッと握られた気持ちになった。フィクションの中だけじゃなくて、現実にも存在していることだから。
あと食品工場長がどうして悪質クレームがあった時に警察に相談しなかったのか、と聞かれた時に「最初は実際に(異物混入が)あったと思ったんです。僕のことを疎ましく思っているおかず詰めのパートが僕に対する嫌がらせでやったんだろうって」と答えたのも中々闇だなあと思った。こっちも現実にありそう。
「僕ともう1人の容疑者の彼とじゃ誰も僕を信じてくれないでしょうね。僕は昔、お金に困って盗みをしたこともあるし、今も定職に就いていないし。あいつとは経歴が違うから」みたいな台詞があって、信用とか信頼って自分がピンチの時のために積み上げているんだと強く思った。
それと同時に高橋英樹が娘の真麻が仕事に恵まれずに悩んでいた時に贈ったらしい言葉『誰がやってもいい仕事こそ、一生懸命やりなさい。そうしたら、最初は誰でもいいと思ったけど、真麻に頼んでよかった。次は真麻にお願いしようとなるから』も思い出した。
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価格:880円 |
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【姑の遺品整理は、迷惑です】(著:垣内美雨)

【姑の遺品整理は、迷惑です】(著:垣内美雨)を読了。
タイトルから内容が分かるように、嫁が姑の遺品を片付ける話。タイトルから本の内容が分かってしまうのって良し悪しがあるけれども、この人の本って教本っぽい内容も多いし、この人の作風には合うスタイルな気がする。
突然亡くなった姑の遺品整理をすることになった嫁の望登子。業者に頼むのは高額すぎて出来ないし、旦那は仕事があるしで、パートの合い間に姑の住んでいた団地に赴き遺品整理をすることに。家賃だって長々払っていられないので、目指すは短期決戦。
突然死んでしまったからと言って、突然年老いたわけじゃない、という一説には激しく同意。
お義母さん、どうしてここまで物を溜め込んできたんですか?
少しずつ捨てておいてくれればよかったじゃないですか。
時間はたっぷりあったはずですよ。いきなり七十八歳になったわけじゃないでしょう。六十代のときなら体力も握力もあったはずですよ。(P36)
これに加えて年を取ると“捨てる”って判断が難しくなっていくのだから、早いうちから生活を小さくする心意気って大事だと思う。
うちの母親も「死んだら親戚に服を見せて、“欲しい”って言ったらあげて」って言うんだけど、遺品整理しながらそんな時間も気力もないわって思っているし伝えている。引いてくれないけど。しかもその服も5000円~1万円くらいの服で、ヴィンテージになるようなブランドでもないしさ。自分からみて良いモノでも、他人からすると中古ってマイナス評価がまず付くし、思い入れもないし、何段も下がった評価になるんだよーって思う。
…とまあ我が家の事情はいいんだけど。
作中では望登子の実母が比較で何度も出てくる。母は病気で死んでしまっているんだけど、闘病中に物を処分し綺麗に死んでいった、と。母はちゃんとしていた、母は偉かった、それに比べて義母は…って文面があまりにも多くて「うるせー!お前が義母のこと嫌いなだけだろ」ってイライラする部分も多かった。
物語としては、ゆるーい義母は自身にも他人にも優しくて、結果として団地で義母にお世話になった人がゴミの運搬を手伝ってくれたり、「ゴミの日に来られないなら代わりに出しておきますよ」ってゴミを預かってくれる人が出てきたり、ひと月に一家にいくつって数が限られている粗大ゴミのシールを譲ってくれたりして、嫁の望登子は遺品整理を進めることが出来て、義母への考えを改めていく。
現代のご近所関係を見るに実母の終焉の方が正しいのだろうけど、義母のようにご近所さんとワチャワチャしながら生きていきたいなって思う。良好な関係ならちょっとしたお願いされたって苦じゃないし。人間関係の煩わしさもユーモラスに昇華させて死んでいきたいな。
遺品整理って大変なのよってお話だと思っていたけれど、何か生き方を問われるような本だった。だけど楽しく賑やかに生きるにしても、やっぱり遺すモノは少ない方が良いな。『楽しい人生=物が多い』というワケでもないしね。
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価格:715円 |
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